5月25日は何の日?
●5/25は、走るレストラン「食堂車」が、日本で初めて運行された日。食堂車は列車に乗って、外の景色を眺めながら、食事が楽しめる車両です。1899年(明治32年)、山陽鉄道(現在のJR山陽本線)の急行列車に連結され、洋食が提供されました。今では、観光列車の列車旅が人気でグルメ旅が楽しめますね。
●【紙にチタン?】今日は「広辞苑初版発行」の日。1955年のこの日、岩波書店の「広辞苑」初版が出た。以来、百科事典も兼ねた国語辞典として親しまれ、版を重ねるごとに収録を増やした。初版は14年間で100万部、累計は1000万部超。あの「ぬめり感」の紙にはチタンが入っているとか。
●5/25は「富士山が史上2番目の大噴火」をした日。時は西暦864年。溶岩が西北側に流れ出し。この上に現在の「青木ヶ原樹海」ができた。東海自然歩道が通り、溶岩の磁気によって、樹海の中ではコンパスが正しい向きを示さなくなると言われている。よくテレビドラマの殺人事件の場面に出てきます。
今日のお役立ちネタ帳
●「クルマエビ(車海老)」。初夏が旬。昔は東京湾の浅瀬で天然物がとれ、帆船で網を引く打たせ網で漁をしていた。江戸前天ぷらの主役です。また、茹でたクルマエビは江戸で握り寿司が生まれて以来のネタです。戦後は生でも握る「踊り」もできた。今では養殖発祥の地の山口県山口市秋保東が有名です。
●「薫風と青嵐」。この時期に緑の香りを運んでくれる柔らかな風を「薫風(くんぷう)」という。また、青葉の茂るころ、ビュウッと吹く強い風を「青嵐(あおあらし)」という。嵐といっても清々しくモヤモヤを吹き飛ばす強くて清涼な風。人気グループ「嵐」を思い出す。
鈴木大拙一日一言「5/25」
「一人の偉大な宗教家が出ると。その人のまわりに多くの信奉者が集まる。信者は、必ずしもその人の宗教経験を分けもつということでなくても、その人の徳に包まれて、何となくその人の到達した宗教的生活の水準まで自分等も上ったような気がする。或いはそこまで実際に昇らぬまでも、その人に就いていると、何だか自分等以上のものがそこから出て来て、普段の境界よりも「より広い」「より深い」ものに接するような心持になる。
●「一人の偉大な宗教家が出ると。その人のまわりに多くの信奉者が集まる。」
これは、偉大な宗教家が現れると、多くの人々がその宗教家に魅了され、彼らの周りに集まることを指しています。この宗教家は、特別な魅力や知識を持ち、人々の心を引きつける存在です。
●「信者は、必ずしもその人の宗教経験を分けもつということでなくても、その人の徳に包まれて、何となくその人の到達した宗教的生活の水準まで自分等も上ったような気がする。」
この部分では、信者たちが宗教経験を直接共有しているわけではなく、宗教家の徳に触れることで彼ら自身も高い宗教的な生活水準に到達したような気分になると説明されています。宗教家の存在や影響力によって、信者たちは彼らの内なる宗教的な潜在能力や理解を引き出されるのです。
●「或いはそこまで実際に昇らぬまでも、その人に就いていると、何だか自分等以上のものがそこから出て来て、普段の境界よりも『より広い』『より深い』ものに接するような心持になる。」
この文では、実際にはその水準に到達できていなくても、宗教家に帰依することで、信者たちは自分たちの通常の制約や限界を超えたものに触れるような感覚を持つことができると述べられています。宗教家の存在は、信者たちにとって新たな視野や深い理解をもたらし、彼らの人生をより広い意味で豊かにするのです。
この言葉は、偉大な宗教家が持つ魅力や徳によって、信者たちが彼らの宗教的な水準に近づいたり、それ以上のものに触れたりすることができることを示唆しています。信者たちは、宗教家の周囲に集まり、その存在によって心に感銘を受けます。宗教家が具現化する価値観や生き方に触れることで、彼らは自分自身を高め、宗教的な境地に近づくのです。
また、宗教家に帰依することで、信者たちは自身の日常的な境界を超えた新たな領域に触れることができます。それは、普段の経験や理解を超えた「広い」とか「深い」といったものです。宗教家との結びつきによって、信者たちはより深い宗教的な洞察力を得ると同時に、自己超越的な体験を味わうことができるのです。
結論として、この言葉は、偉大な宗教家の周りには多くの信者が集まり、彼らは宗教家の魅力や徳に触れることで宗教的な成長を遂げます。信者たちは、宗教家の存在によって自己超越的な体験をし、より広い視野や深い理解を得ることができるのです。
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